セシウム汚染 わら問題
あるTVのニュース番組で
セシウム汚染わら セシウム汚染牛 に関しての意見を求めていたので、
現時点での私個人の意見ですが、以下のように投稿しました。
【1.内部被曝と外部被曝の違いをきちんと説明すべき】
セシウム汚染牛肉の問題についてですが外部被曝と内部被曝の決定的な「違い」を
ちゃんと説明していない報道ばかりでうんざりしています。
内部被曝は、外部被曝と違い「放射性物質の放射能発生源」が体の内部に細胞レベルで取り込まれて、
細胞のDNAのごく近くから遺伝子を傷つけ続けるが故に
外部被曝よりも影響が格段に大きいわけです。
よく政府は「ただちに影響は無い」といいますが、体内に放射性物質を取り込むと、
その瞬間から現実的に至近距離から細胞が傷つけられ続けるという
医学的事実が存在します。
その意味では「影響が無い」はずがありません。
【2.実効半減期や、体外排出などに関する説明もすべき】
ただ、それと共に、「実効半減期」というものもあり、
外部被曝+内部被曝の総量で年間に浴びる放射線量を見ていく必要がある
という事もちゃんと認識すべき事であり、
そういうきちんとした報道がなかなか見当たりません。
【3.汚染牛肉はちゃんと販売して影響が出ない人が食べれば良い】
その上で、畜産農家の経済的影響を考慮して考えるならば、
セシウム汚染牛肉を食べた場合の影響は、乳幼児や子どもへの影響は大きいので問題外ですが
高齢者・老人が食べる分には、ほとんど問題はありませんので
(※福島原発従事者の「福島原発暴発阻止行動隊」が発足した意図と同じ意味で)
きちんと、その牛肉の汚染量を「表示・掲示」した上で、
出荷停止ではなく「高齢者用」として、格安で販売すれば良いわけです。
こういう牛肉は高齢者が食べても、その影響が出るのは数十年後なわけですから
影響が出る時分には、先に寿命が来るので「影響は受けない」のです。
【4.まず最初にするべきことは「除染」。そういう声が一向に聞こえない?】
あと、一番言いたいのは、汚染牛、汚染わらの報道はいくつもあるのですが
根本的に「除染」に対しての言及が一切されないのが不思議でなりません。
武田邦彦教授が国会答弁などでも常々公言してきたように、
根本的な「除染作業」をしない限りわら・牛肉に限らずセシウム汚染は限りなく続きます。
地上に降り注いだ放射性物質をちゃんと除染し、隔離しない限りそれらの物質は決して消えないのです。
国も政治家もマスコミも、TV出演者なども誰一人として
「で、除染作業のプロジェクトはいつ始まるのか?」という疑問
を投げかけないというのが不思議で不思議でたまりません。
政治家や国・行政、またマスコミ等は、
「除染作業と放射線源の隔離の必要性を全く感じていないのでしょうか?」